去る5月12日筆者の友達が5人のパーティーで千畳敷カールからハイクアップして駒ヶ岳の稜線を目指し、斜面を滑り降りてくるバックカントリースノーボーディングに行ってきた模様をお伝えしたいと思います。
基本的にスノーボードに精通した人達の集まりであり、経験豊富な人達のスノー・トリップの模様です。装備はもちろんですが、バックカントリーに対する知識や技術的な事においても準備が出来ていて出来る事なので写真から受ける爽快なイメージだけで安易に真似て滑りに出かける事のない様にお願いします。
経験のない方は千畳敷カール内のゲレンデで滑る事をお勧めします。一般的にはこちらがメインの春限定のスキー場です。
それでは紹介させていただきます!
いざ!稜線を目指して登り始めます。装備も背負って重そうです。当たり前ですが足元は積雪なので体力のいる地味でキツく険しい道のりです。きっと滑り降りてくる楽しみがその大変さを上回るのでしょう。
天気は良好 気温は5℃位
雪質は固くスリッピーだったそうです。
しかし、登り始めてしばらくして雪山の洗礼を受けた様でした。ここ、駒ヶ岳の稜線の風は世界でも屈指の強風地帯!!まさにその強風が吹き荒れてパーティーを吹き飛ばしそうになるほどで、5人共口々に「死ぬかと思った・・」「本気で飛ばされてだめかも・・」などなど風の恐ろしさを語っていました。バックカントリーの経験が豊富な筆者の友達もかなり疲弊して気疲れしていた様子が印象的でした。
しかし、安全判断を自問自答と経験からの判断で稜線まで出る事を選択して無事滑り降りてくる事ができた様です。雪質は固くアイスバーンの様で場所によってはエッヂが効きそうもなく苦労したみたいです。今回のランディングは楽しさよりも苦労と恐怖体験の方が多かったようです。しかしながら山の厳しさを身をもって感じて無事下山出来た事は彼等のこれからの山・スノーボードライフに役立つ良い経験になったのでしょう。
下山して、ウチの店でたくさん食事をしていってくれました。ありがとうございました。
Special Thank’s 写真提供 YAS 氏